環境と貿易研究会 |
昨年8月に開催されたヨハネスブルグ・サミットの重要な争点の1つが、
環境と貿易の問題でした。アメリカ、日本、EUなどは、「環境・社会的な
ルールが世界貿易機関(WTO)との一貫性を維持する」との文言を実施
文書に入れようとしましたが、NGOの粘り強いロビーと、EUの態度の変化
によりこの文言は削除されました。しかし、「WTOで合意された行動計画
で多国間環境条約(MEA)との関係を決める」との表現が残り、環境問題
・貧困問題の解決のためには自由貿易を促進することが重要であり、貿易
の自由化が持続可能な発展を押し進めるとの基調になっています。
気候変動枠組条約や京都議定書などの多国間環境条約(MEA)とWTOの
関係は今後の課題として残されました。
第3回の環境と貿易研究会では、静岡大学の高村ゆかり先生を講師に、
WTOと環境条約の問題についてお話しいただき、意見交換したいと思います。
よろしくご参加ください。
●報 告 WTOと多国間環境条約
高村ゆかりさん(静岡大学助教授)
●日 時 2003年9月6日(土)午後1時半から4時半
●場 所 大阪社会福祉指導センター 研究室 4
(地下鉄谷町線「谷町6丁目」下車、徒歩5分 電話:06-6762-9471)
地図などはこちらから http://www.osakafusyakyo.or.jp/
●資料代 一般 1000円
CASA会員 500円
●申込み 参加を希望される方は9月1日までに下記までご連絡ください。
●主 催 特定非営利活動法人 地球環境と大気汚染を考える全国市民会議(CASA)
〒541-0041 大阪市中央区北浜1-2-2 北浜プロボノビル1F
TEL:06-6203-2050(平日11時〜17時)
FAX:06-6203-2051 E-mail:casa@netplus.ne.jp(24時間受付)
URL: http://www.netplus.ne.jp/~casa/index2.html