「KLIMAFORUM '95」

 


 

サッシャ・ミュラー?クレンナー
ドイツ自然保護連合(DNR)
 

 

 KLIMAFORUM '95はドイツ、ベルリンで行われた気候変動枠組条約締約国第一回会議(COP1)の期間中及び前後に、地域・ドイツ国内・国際レベルのNGOのためのコーディネーション/情報センターの役目を果たしてきました。

 

 センターは気候サミット開催6ヵ月前の1994年10月に設立されました。

KLIMAFORUM'95はGRUNE LIGA Berlinという地元のNGOとDeutscher Naturschutzring (DNR)というドイツの環境NGOの連合体の後援でつくられました。その目的は特に、2005年までにCO2排出量を1996年レベルより20%削減すること(AOSIS提言)をはじめとする環境・開発NGOの諸要求や、環境や政治の情勢について、一般市民や報道関係者に知らせることでした。このために、KLIMAFORUM'95な背景情報を多く盛り込んだ "KLIMAFORUM Bulletin" というニュースレターをドイツ語と英語で発行しました。またドイツ語と英語で、「イベント・カレンダー」と、個々の活動についての詳しい情報を満載した「Reader」も発行しました。

 

 KLIMAFORUM'95はベルリン市中心部にあるGreen Houseという大きな一戸建ての家にセンターを構え、ここ一ヵ所で、色々な大きさの部屋、通信機器、プレスサービス、何百といった活動が効果的に行われるためのコーディネーション、通訳サービス、宿泊場所の紹介、そして特に他の環境・開発NGOの事務所と隣接した環境などの要望に対応することなど、様々な施設やサービスを提供しました。

 

 あらゆる地域のNGOが気候サミットに参加しました。KLIMAFORUM'95は環境NGOのために、サミットが開催されたビルで、記者会見や会議、各組織の実務、マスコミ連絡のための部屋、コンピューター、電話、ファックスなどを揃えた作業部屋を共有し、そこで1972年ストックホルム会議以来発行され続けているNGOニュースレター、「ECO」を発行しました。